梅雨に入り、ジメジメした日が続きますね 😥
さて、5月に開催させていただきました木つつ木フェアでも沢山の無垢一枚板を
見ていただいたと思いますが、弊社の一枚板はお客様のオーダーでテーブルに
加工させていただけます。
今回はテーブルができるまでの加工内容や、テーブル用の脚について
ご紹介させていただきます。
【一枚板のテーブルができるまで】
①仕入れ
銘木市などをまわり、一枚板を仕入れます。
仕入れ後は弊社の展示スペースにて展示されます。この状態では無加工です。
②乾燥
展示品で【乾燥材】と札がついた板はすぐにテーブル加工が可能です。
乾燥材の札が無い板は、乾燥の工程が必要となります。
十分に乾燥させてからテーブル加工をしないと、反ったり割れがでたり、
不具合の原因となるからです。これはエアコンや暖房等で過度な乾燥状態に
さらされる為です。
(乾燥材でテーブル加工をした場合でも、木は呼吸しますので不具合は
でる場合があります。その場合は補修作業を施すこととなります。)
③加工・外形寸法カット
お客様のオーダーされるテーブルの寸法に長さ・幅をカットします。
バランスをみながら慎重に作業します。
板に反りがでそうな場合は、反り止め加工も施します。
④鉋掛け
乾燥をしている間に反った部分や表面をきれいに鉋掛けします。
⑤補修
一枚板には成長過程でできた節や虫食い、乾燥中にできた割れ等のダメージが
入っている板が多いです。そうした部分の補修を行います。
ちょうちょ型のチギリという埋木を入れたりして補修します。
※こちらの画像は、チギリで2枚の板をつなぎ合わせる加工です。
割れの補修以外にも、デザインとして・つなぎ合わせる方法として
用いられることもあります。
⑥テーブル加工
一枚板に脚を取り付ける場合は、この段階でサイズにあわせた脚の取り付けを行います。
お客様のオーダーにあわせてお好みの脚を作成・取り付けします。
弊社では天板を載せるだけでテーブルになる、専用脚も別途販売しております。
ロ型のテーブル専用脚
T型のテーブル・座卓兼用脚
(置き方によりテーブルにも座卓にも使用できる脚です)
いづれも、天板加工を施した一枚板を載せるだけでテーブルになる脚です。
⑦サンディング
加工の終わったパーツをサンドペーパーでやすりがけします。
⑧塗装
最後に表面に塗装をして乾燥をさせたら完成です。
代表的な塗装方法は、
1.オイル塗装
木の内部にオイルを浸透させる仕上げです。
塗膜を形成しない為、木の呼吸(湿気を吸ったり吐いたりるすことで、湿度を調整する
機能)を妨げないのが特徴。
木のぬくもりや味わいを最も感じられる反面、水分や熱に弱い為、必ずコースターや
鍋敷きをご使用ください。直接テーブルに触れるとシミの原因となります。
しかしながら、できてしまったシミやキズはご自身で簡単に補修可能です。
だんだんと自然な艶が出てくることで、愛着深い家具になります。
2.ウレタン塗装
ウレタン塗膜を表面に形成し、水や汚れに対する抜群の耐久性を発揮します。
木の手触りは失われるものの、ツヤ消し仕上げタイプはオイル塗装と遜色
ありません。キズはつきにくいものの、強い衝撃などでキズガ生じた場合
ご家庭での補修はできません。
上記のような工程を経て、テーブルとなりお客様の元へお届けとなります。
ご制作時の価格は、
①天板価格
②脚価格
③加工・塗装代金
①~③の合計額となります。
加工代・塗装代につきましては天板の大きさや材質、加工方法、塗装方法など
お客様のオーダーにより価格が変わります。
価格の算出をお見積りさせていただき、製品や価格に納得していただいたうえで
製品作成に入らせていただきます。
木つつ木工房では、お客様のご希望に沿ったテーブル、家具作りをさせていただいております。
展示場へ足を運んでいただき、ご自身の目で一枚板をご覧いただければ幸いです。
展示場見学をご希望される際は、お問合せをお願いします。
滋賀県東近江市建部下野町16
㈱プライウッド・オウミ内
TEL:0748-20-1951
insutagram ID:plywood_omi
HP/Blog:http://plywood-omi.com/